まちなか里山プロジェクト〔課外活動団体〕荒廃した山林や竹林の修復と再生を通じて「農」の原点に触れます |
居 室サイト:農学部棟西側の山林、バス停裏の斜面地など |
担当科目学生代表:竹田 綾乃 担当教員:田中 樹 |
専門分野 |
キーワードまちなか里山、荒廃林の修復と再生、学びのフィールド |
枚方キャンパス周辺にはたくさんの山林が点在しています。分け入ると多くが荒廃した竹林や雑木林です。このプロジェクトでは、学生と教員とで農学部に隣接する山林を開墾し、「まちなか里山」という学びのフィールドを創ります。国内にある農学部で、学生らが山林の開墾に取り組めるところはおそらく皆無でしょう。倒れた竹や樹木を搬出し、植生を間引き、ひらけた土地を耕し、果樹や野菜、ハーブなどを育てます。養蜂箱を置き、キノコも栽培します。手入れした山林に遊歩道を整備します。バス停裏の斜面地には花文字や草花を配します。学生らの柔軟な発想を反映する変幻自在な取り組みが行われます。
「学ぶこと」は知識をインプットすることだけではなく、「感性」を磨くことでもあります。時には教室や書物を離れ、まちなか里山のサイトを訪れてください。新しい世界が待っています。
フィールドのひとこま
農学部から見た山林(写真1)。内部は荒れ果てています。まずは、樹木のない土地を耕して小さな畑をつくりました(写真2)。授業で習った知識を参考に水田を造成しました(写真3)。のこぎりやカマや鍬をつかって、初めて手にする道具を使い、すべて人力で開墾を進めます。草の匂いや樹木が倒れる音、落ち葉や腐葉土の柔らかさ、土の堅さ、やぶ蚊、汗や筋肉痛・・・すべてが貴重な学びです。でも、たっぷり10年はかかりそうです。