柳村 俊介〔教授〕世界を視野に農業の世代間継承を考える |
居 室8号館 315教員室 |
担当科目農業経営学、農業経営管理論、農村社会学、食農ビジネス実践論、食農ビジネス学基礎演習Ⅱ |
専門分野農業経営学 |
キーワード農業の次世代継承、ファミリービジネス |
わが国では稲作を中心に零細な農業経営が営まれてきましたが、こうした伝統的な農業経営の姿は大きく変化しています。事業の多角化と規模拡大が進み、個人や家族で営むものから従業員を雇用した法人経営へと発展する一方、農業経営の廃業や高齢化、耕作放棄地の発生等、農業の衰退が懸念される状況も生じています。当研究室では、海外の農業との比較を交えて農業経営の変貌を詳しく把握しながら、経済社会と農業経営のあるべき関係を考えます。
農業経営のあり方は多様で,国内に限っても地域ごとに特徴があります。歴史,風土,環境,経済,社会が絡み合って農業が営まれているのです。さらに政策が大きな影響を及ぼしますが,何と言っても経営者の意思が決定的です。このように多くの要因が作用するので,農業経営活動にまつわる現象の解明は簡単ではありませんが,複雑な問題を解きほぐす面白さを味わうことができます。