2024年9月2日(月)に、兵庫県立はりま姫路総合医療センターにおいて、農業生産学科 浅尾 俊樹 教授が摂南大学で栽培した「低カリウムメロン」の試食をしていただきました。
総合医療センターの腎臓内科長である中西昌平先生のご厚意で病院スタッフの皆さんに低カリウムメロンを食べていただきました。透析室、腎臓内科病棟、臨床工学技士、栄養士、総務の方々、そして木下院長にも口にしていただいたという連絡が届きました。中西先生からは皆さんで美味しいメロンを食べてもらったことと、低カリウムメロンを試食してもらうことにより、透析患者のカリウム制限の現状を認識してもらう良い機会であったというご感想をいただきました。
摂南大学では養液栽培技術でカリウム肥料を制御して「低カリウムメロン」の栽培を開始しました。すでに浅尾 俊樹 教授前任校(島根大学)で培養液の垂れ流し方式では成功していましたが、摂南大学では培養液循環利用することで環境への富栄養化を防ぎ、垂れ流しで廃棄される肥料の有効活用を図りました。 今後、透析患者さんに食べていただける「低カリウム」果物の研究開発を進めていきたいと思います。
連絡先: 摂南大学農学部農業生産学科 園芸科学研究室
教授 浅尾 俊樹 Email: toshiki.asao@setsunan.ac.jp