大阪府河内長野市で地域資源の利活用の取り組みの体験実習を実施しました(地域マネジメント研究室)


食農ビジネス学科地域マネジメント研究室
UPDATE 2026-03-27

 2026年3月10日(火)~3月11日(水)の1泊2日で、大阪府河内長野市において、地域マネジメント研究室の毎年恒例の春の体験実習を行いました。

 まず、創業300年の地元の酒蔵「天野酒蔵元 西條合資会社」にて、西條社長に酒蔵を案内していただき、昔ながらの酒造りについて学びました。酒蔵の見学後は、米価高騰下での酒造りの苦労、これまでの酒蔵ビジネスについてレクチャーをしていただきました。特に、地域資源を活用したビジネスと、まちづくりへの取り組みのことについて、熱心にお話をしていただきました。

 その後、滝畑地区にある滝畑ふるさと文化財の森センターへ移動し、茅葺古民家の展示棟にて、茅葺や古民家について学びました。

 夜は、恒例のカレーの自炊です。羽釜でお米を炊いて、ダッチオーブンでカレーを調理しましたが、今年は料理上手?なゼミ生のお陰で、大変美味しいカレーを食することが出来ました。

 翌朝、早起きして、軽く腹ごしらえをして、各自昼ご飯用おにぎりを握って出発準備をした後、滝畑ダム湖畔の滝畑ふるさと文化財の森センターから、30分ほど車に乗って岩湧山山頂の茅場へ移動。ゼミ生一同、山林作業用のスパイク地下足袋に履き替えるのに一苦労しました。その後、一面ススキの穂が揺れる茅場で、講師の方から茅刈りのレクチャーを受けてから、各自、鎌を持って、茅刈りを初体験しました。当日は雲一つない晴天の下、遙か遠くに関空が見える素晴らしい景観を眺めながら、ゼミ生全員一生懸命黙々と茅を刈りに没頭しました。岩湧山山頂での茅刈りの後は、ふもとの茅倉庫に刈った茅を収めて、全ての作業を終えました。

 この2日間を通して、地域資源を活用すること、特にビジネスとして成立させることの難しさ、また、地域資源そのものを維持することの大変さを学ぶことが出来ました。

 

 

 

 

 

”食肉流通の原点を探る” 京都市中央食肉市場の見学実習を実施しました


食農ビジネス学科食品流通研究室
UPDATE 2026-03-16

 2026年3月13日、食品流通研究室のゼミ生5名と引率の戴講師が、京都市中央食肉市場を訪問しました。当研究室では、食肉流通の構造を深く理解するための重要な機会として、同市場の見学を継続的に実施しています。

現場で知る、食卓へ届くまでの道のり

 まず、紹介DVDと解説で市場の基本情報を学んだ後、場内へと向かいました。牛のと畜から解体、部分肉への加工、そして熱気あふれる「枝肉のセリ」までを一連の流れで追う中で、学生たちは普段目にすることのない流通の最前線を目の当たりにしました。
 現場を直接歩き、市の職員の方々と意見交換を重ねることで、学生たちの関心は単なる仕組みの理解から、より深い本質的な学びへと移っていきました。



命の尊さと、技術・仕組みへの敬意

 今回の見学の大きな意義は、「命をいただくこと」の尊さを学ぶとともに、その命を確かな技術で「食材」へとつなぐプロフェッショナルの存在を実感することにあります。
 と畜や解体、加工に従事する方々の高度な技術と、徹底した衛生管理がなければ、私たちの食卓は成り立ちません。一頭一頭と真摯に向き合う現場の方々の姿を間近にし、学生たちは食肉を支える仕事の重みと専門性への敬意を深く刻んでいました。

公設市場が担う「公正な取引」と社会的責任

 さらに、見学のハイライトであるセリを通して、学生たちは公設市場の真の役割を学びました。
 この市場は、高度な処理機能を備えるだけでなく、セリによって日々「適正な価格」を発見し、その情報を発信することで取引の透明性を確保するという、極めて重要な役割を担っています。公正な取引が行われる場があるからこそ、食肉流通の円滑化と安定化が図られ、生産者から消費者までが守られています。
 「当たり前」に肉が届く背景には、現場の献身的な仕事と、公正な経済活動を支える公設市場という仕組みの両輪がある。その重要性を再認識する、極めて貴重な機会となりました。

実践的な学びを次の一歩へ

 興味津々に現場を見つめ、熱心に質問を投げかけた今回の経験は、学生たちにとって教科書では得られない大きな財産となりました。この現場で感じた「命の重み」と「流通を支える使命」を、今後の研究活動の確かな糧にしていく予定です。

食品流通研究室(戴講師ゼミ)が「みずほファーム直売所」を訪問し、地域農業の活性化に向けた産学連携の模索をスタートしました


食農ビジネス学科食品流通研究室
UPDATE 2026-03-13

 2026年3月11日、食農ビジネス学科の食品流通研究室(引率:戴容秦思講師)のゼミ生4名が、京都府亀岡市にある「有限会社みずほファーム 直売所西別院店」(https://mizuhofarm.jp)を訪問しました。

今回の訪問は、地域農業の存続と「関係人口」の創出を目指す同社と、実学としての研究・社会活動を深めたい本学研究室との、今後の本格的な連携に向けた第一歩として実施されたものです。

地域の未来を若者の視点で描く

当日は、みずほファーム代表取締役社長の桑山直希氏、およびNPO近畿アグリハイテク理事(農林水産省産学連携支援コーディネーター)の矢野穣ニ氏より、直売所を拠点とした地域活性化への熱い想いをお話しいただきました。

桑山氏と矢野氏からは、「若者の参画や新鮮な視点を取り入れたい」という期待とともに、この直売所を大学生の研究活動や実務訓練の場として提供したいという、教育的視点に立った貴重なご提案をいただきました。


現場を観察し、新たな価値を構想する

自己紹介と趣旨説明の後は、学生たちによる初回の「ウォーミングアップ調査」が行われました。

◯ 店舗スタッフへの聞き取り調査
◯ 品揃えや陳列、POP広告の工夫の確認
◯ 来店客の購買行動の観察

学生たちは、実際の流通の現場を真剣な表情で分析。調査後の意見共有会では、現場で得た気づきやアイデアを出し合い、「これからどのような調査・検証を積み重ねれば、地域農業の力になれるのか」を熱心に議論しました。


今後の展望

食品流通研究室では、今回の訪問で得られた知見をもとに、具体的なコラボレーション企画の構想を進めていく予定です。教室での学びを地域課題の解決につなげる、学生たちの今後の活躍にご期待ください。