くずはマルシェにて学生たちが野菜販売を行いました


食農ビジネス学科持続型フードシステム研究室
UPDATE 2024-12-12

2024年11月24日(日)にくずはモール南館で開催されたくずはマルシェにて、農学部食農ビジネス学科持続型フードシステム研究室の学生が、地元農家が育てた野菜を販売しました。

学生たちは今年春から枚方市穂谷地区の農家「ひらかた独歩ふぁーむ」に通い、農作業を体験的に学びながら、ゼミではマーケティングの知識を身に着けてきました。穂谷地区は日本の里山100選にも選ばれた自然豊かな場所です。そこで農薬や化学肥料を使わずに育てられた野菜を効果的に販売するにはどうすればよいか、数か月にわたって検討を重ね、完成したマーケティング・プランに従って販売に臨みました。

学生たちが決めた店舗のコンセプトは、「刺激とエナジーをチャージする、充電マルシェ」。 孤独の中にあっても、前向きに、小さな幸せや非日常感、活力向上のために行動する地域のお年寄りをメイン・ターゲットに、若者との交流を通じて元気が得られるマルシェを展開することを目指しました。

まず、力を入れたのはPOPの作成です。黒地の紙に手書きで文字やイラストを入れて作成したPOPは人目を惹き、若者らしい元気の良さと情報量の豊富さを演出していました。また、販売する野菜のレシピを作成して配布したり、来店客に積極的に話しかけたりして、「若者との交流を通して刺激とエナジーをチャージする」というコンセプトの実現に努めました。

野菜は完売できなかったものの、当日は予想以上の売上を達成することができました。今後もこうしたゼミ活動を通して、マーケティング思考に基づく農産物販売の重要性と、フードシステムの川上から川下までを実践的に学ぶことの大切さを知る機会をつくっていきたいと思っています。

 

農学部 食農ビジネス学科 准教授 谷口 葉子