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経済経営学研究科が「創立40周年記念国際セミナー」を開催
10月27日、経済経営学研究科が、海外から研究者6人を招聘し、「グローバリゼーションと地域統合が進行する世界経済における諸問題」と題した国際セミナーを開催しました。
始めに、経済学部の久保広正教授が「岐路に立つ世界経済(World Economy at a Crossroad)」と題し、基調講演をされました。欧米やアジアなどの主要国に潜む様々なリスクを、各国の経済指標を図示しながら紹介。また、日本の各種経済・財政政策により企業マインドが高水準で推移している一方、外的リスクによる先行きの不透明性を説明しました。次に、パリ第13大学のバンジャマン・コリア教授ほか、招聘した5人の研究者が研究発表を行いました(※発表内容等は記事下部に記載)。研究発表後は質疑応答を行うなど、活発な議論が交わされました。
セミナー終了後は親睦会を開催し、会食をともにしながら交流を深めました。
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発表①:「ユーロ圏の危機再考」
バンジャマン・コリア氏【パリ第13大学教授】(フランス)
発表②:「開発主義国家におけるケインズ主義:中国の経済危機対応からの教訓」
ヤン・ジィアン氏【デンマーク国際研究所上級研究員】(デンマーク)
発表③:「インド製造業の成長セクターと雇用のパターン」
ラフル・メノン氏【ジャワハルラル・ネルー大学研究員】(インド)
発表④:「農業における女性について見たジェンダー問題のミクロ研究」
ムラリ・ヴァラプレテイ氏【カーカティヤ大学PDフェロー】(インド)
発表⑤:「東アジアの地域主義の中で米国主導TPPがASEANおよび中国にとって持つ意味」
モハメッド・アスラム氏【マラヤ大学上級講師】(マレーシア)
発表⑥:「ハラレ(首都)における汚水のマネジメント:インフォメーション・ギャップ」
マーク・ニャンドロ氏【ジンバブエ大学上級講師】(ジンバブエ)