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「黒江ぬりもの館」にて黒江塗の研ぎ出しを行う留学生たち 「黒江ぬりもの館」にて黒江塗の研ぎ出しを行う留学生たち

できあがった作品を披露する本学の短期留学生(左からイ ヒョンジンさん、ノ ウンシルさん、チェ スンイルさん) できあがった作品を披露する本学の短期留学生(左からイ ヒョンジンさん、ノ ウンシルさん、チェ スンイルさん)

1月20日(火)、韓国・大田大学校から4月に本学に来て1年間日本語を勉強している短期留学生が和歌山県海南市黒江への校外見学に参加しました。黒江は、紀伊水道に面した人口2,200人ほどの小さな町で、紀州漆器(黒江塗)の生産地として知られています。

この校外見学は、大阪大学・日本語日本文化教育センターが、文部科学省から助成を受けている日本語・日本文化教育関係共同利用拠点事業のプログラムとして実施した留学生向けの学外実地研修です。本学はこの共同利用拠点事業に参加しており、日本語日本文化教育センターの短期留学生66人に加え本学の短期留学生3人も参加しました。

留学生と引率などの関係者は2台のバスに分乗して大阪大学箕面キャンパスを出発。古民家を改修した「黒江ぬりもの館」では、説明を受けながら黒江塗の研ぎ出し体験しました。花びらの形をしたお皿に鉛筆で思い思いのデザインを描き、水で濡らした紙やすりで研ぎ出しをしました。想像していたよりも力が必要で難しく、思い通りの絵柄にするのに苦労していました。完成品は、仕上げ塗りをしていただいて約1か月後に届く予定です。

その後は黒江の町を散策。入江を埋め立てて作られたため、各家の前に三角形の空き地のある「のこりぎの葉状の町並み」や、高台にあるお寺を見学したりしました。紀州漆器の産地らしく、漆を練るのに使ったという大きな桶が立てかけてある家があったり、津波に備えての海抜の表示板などがあちこちに見られたりと、学生たちにとって日本への理解をさらに深める良い機会になりました。

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