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中学生約170人による大規模なHUG 中学生約170人による大規模なHUG

年齢や病状など避難者の状況を考えて配置 年齢や病状など避難者の状況を考えて配置

各班の結果や感想を全体で共有 各班の結果や感想を全体で共有

 6月22日(月)、理工学部建築防災研究室は、2014年度から防災教育活動に協力している寝屋川市立第八中学校と連携し、避難所運営ゲーム「HUG」を実施しました。理工・外国語・薬学部の学生と大学院生31人の進行役と、同中学校の2年生約170人が、訓練を行いました。

 HUGは、静岡県が開発した避難所運営をゲーム形式で疑似体験する災害訓練プログラムです。避難者の年齢や性別、国籍などが書かれたカードを避難所内にどう配置するかを考え、避難所内で起こるさまざまなトラブルに対応していくもので、近年多くの自治体などが取り組んでいます。

 これまで同研究室では、地元寝屋川市や本学が連携協定を結ぶ和歌山県の地域住民などに対して、何度もHUGを行ってきましたが、200人もが参加する大規模なものは初めて。本学学生は、この日のために進行の練習を重ねました。寝屋川市役所や門真市役所、近隣の自治会・自主防災会からの見学者もおり、会場は熱気であふれていました。

 真剣な表情で話し合いながら、自分たちが通う中学校の図面に避難者を振り分け、避難所の運営を考える生徒たち。終了後は「助け合い・協力の大切さを感じた」「人の意見をしっかりと聞き、考えて行動できるようにしたい」「実際に起こり得ることを想定しながら今後の防災学習に取り組みたい」という積極的な声が上がっていました。

 12月には、同研究室が後日実施するアドバンスプログラムを受講した生徒らが進行役となって、地域住民や保護者が避難所運営にチャレンジする予定です。

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