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淀川をめぐる文化や遊びの世界を堪能 特別展「淀川舟游」若冲や応挙の作品も
本学創立40周年記念事業の一つ、特別展「淀川舟游~若冲・応挙・蕪村も愛した~」が7月25日から、大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」(大阪市北区天神橋6)で始まりました。8月31日まで。
「文化を運ぶみち」としての淀川に焦点を当てた特別展で、伊藤若冲、円山応挙や与謝蕪村ら淀川を愛した画人や文人の作品約80点を通じて、淀川をめぐる文化や風物を紹介しています。天神祭も重なった初日の25日には多くの入場者でにぎわいました。
この日午前9時40分からオープニングセレモニーが行われ、今井光規学長が「本学のある寝屋川や枚方近辺の馴染みのある土地が描かれた素晴らしい作品も多く、とても親しみのわく展覧会です」とあいさつ。今昔館の谷直樹館長も「摂南大学外国語学部の先生方とのコラボで会場入口に掲げるあいさつ文を翻訳するなど、いつもより一段階上のレベルの展示ができました。最近増えている外国人観光客をこの特別展にも呼び込みたい」と述べました。
同展の企画を中心となって進めた外国語学部長の岩間香教授は「人気の若冲の珍しいモノクロームの拓版画(拓本を版画に応用した技法)など、めったに見られない作品で淀川の美しい景観を楽しんでください」と話しています。同展の説明パネル作りなどに摂南大外国語学部の学生も協力しました。
8月9日(日)午前10時から、同ミュージアムの入る住まい情報センター3階ホールで、岩間教授と大阪工大工学部の松浦清准教授が展示資料の見どころを紹介する講演会を開きます。