本文へ移動

お知らせ

   7月5日(日)、NHK放送「日曜討論」に、本学経済学部の久保広正教授が出演しました。テーマは「世界が注視 どうなるギリシャ情勢」であり、当日、現地では、EUがギリシャに要求する財政緊縮策に関する国民投票が実施されるなかでの討論会でした。

 久保教授は、討論の冒頭、「世論調査によるとYes(EUの要求を受け入れる)とNo(EUの要求を拒否する)が拮抗しており、結果がどうなるか予断を許さない。ただ、もしNo派が多数を占めるようだと、これまでEUが同国に行ってきた金融支援が停止ないしは縮小する可能性があり、その場合、同国経済は大混乱に見舞われる可能性がある。また、Yesが多数となっても、EUの追加支援が簡単に行われるとも思えず、この場合でも混乱は避けられない見通しである。ただ、全体として判断すると、No派が勝利する場合の方が混乱は深刻であろう。」との見解を示しました。

その後、話題は、何故にギリシャは巨額の債務を抱えるに至ったのか、EU体制・通貨ユーロ、さらには世界経済にはどのような影響が及ぶか、また、日本はこの問題をどのように受け止めるべきかなど、多岐に亘るテーマについて、各分野の専門家からそれぞれの見解が表明され、活発な討論となりました。なお、出席者は、久保教授以外に、東京大学、ニッセイ基礎研究所の研究者が出演されていました。

お知らせ一覧へ