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経済学科の学生が「産学連携ツーリズムセミナー」で研究成果を発表
9月25日、東京ビッグサイトで開催された「産学連携ツーリズムセミナー」において、経済学科の植杉ゼミの岩本宜樹君、柴田凌君、中野佑亮君、渡邉将伍君(いずれも3年)が、観光振興に関する研究発表を行いました。
同セミナーは日本観光振興協会の主催で、世界最大級 旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン」に合わせて開催され、ツーリズム産業に関心の高い学生や社会人約300人が参加。学生による研究発表や業界関係者によるパネルディスカッションが行われました。
研究発表は、48団体の応募から書類審査を経て選ばれた5大学が実施。オリジナリティや新規性、社会的インパクト、実現の可能性などを競い合いました。
4人は、「オプショナルツアーの地域活性化に対するポテンシャル~和歌山県由良町の実地調査を通じて~」と題し、急増する外国人観光客を、東京・大阪・京都といった一部の有名観光地だけでなく、地方にも呼び込むための方策を提案。和歌山県の「大学のふるさと」事業で提携を結ぶ由良町での実地調査を踏まえ、新鮮な海の幸と同町で作られた醤油、尺八発祥地である興国寺での演奏体験などのツアーコンテンツや、SNSの活用、空港へのブース常設など情報発信方法について、具体的な提案を行いました。また、地域が主体となって観光資源を発掘しアピールすることの重要性を述べました。
惜しくも入賞は逃したものの審査委員からは、1dayオプションや体験型ツアーに着目した点やプレゼンテーションでの醤油実食の演出などが評価されました。
リーダーの岩本君は、「入賞できず悔しかったですが、他大学の発表や企業の方の話を聞き、観光産業について知識が深まりました。この経験を生かして研究をさらに深めたい」と今後の意欲を語ってくれました。