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融合科学研究所設立記念講演会を開催しました
本年4月に開設した融合科学研究所を記念して、理工学部では10月8日、寝屋川キャンパスで記念講演会を開催しました。同研究所は創立40周年記念事業の一環として、学部・学科の枠を越えた共同研究体制を構築し、特色ある研究を推進するため設置したもので、記念特別講演に池田雅夫大阪大学教授(シニア・リサーチ・マネージャー・前副学長)を招いたほか、理工学部教員よる融合科学研究所基調講演を行い、学生や教職員約250人が聴講しました。
池田教授は「融合が広げる柔軟な思考と可能性」と題した講演の中で、45年間の研究経験から得た「研究者の極意」を紹介。「内なる常識にとらわれていてはイノベーションは起きない。分野を越え互いの常識をぶつけ合うことで新たな発見が生まれる」と、聴講者に熱く語り掛けました。また、自身の歩みとともに、これまで取り組んだ融合研究の内容や、原子力やアンドロイドが、理工系分野だけでなく哲学といった学問分野も加わり研究が進んでいることを紹介されました。
その後の基調講演では、研究所が採択した5つの研究について、生命科学科 村田幸作教授、建築学科 上谷宏二教授、都市環境工学科 熊谷樹一郎教授、機械工学科 辻野良二教授、同 川野常夫教授が成果と今後の課題を発表し、専門分野以外の知見や技術について理解を深める有意義な機会となりました。