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お知らせ

理工学部建築学科人間-温熱環境研究室から、冬を快適に過ごす提案をいただきました。
みなさん、ぜひ試してみてください!

体を温める
 [内側から]
 ・寒い時は、温かいものを食べましょう。お鍋やおでんは、お腹も心も温まります。
 ・根菜類や旬の野菜も体を温めます。生姜やネギなども体を温めます。
 ・体(筋肉)を動かすと代謝が高まり、温かくなります。筋肉を付けて冷えない体にしま
  しょう。
 [外側から]
 ・お風呂は熱い湯に入るのではなく、ぬるま湯に長い間入りましょう。体の芯まで温まる
  には時間がかかります。徐々に湯温を上げるほうが、体にやさしくなります。
 ・体の一部分を温める器具(こたつ、カイロなど)は、効率よく寒さによる不快さを軽減
  してくれます。昔から頭寒足熱と言われるように、足を温めると快適さは増します。★

暖房時の工夫
 ・エアコンは、室外の熱を室内に汲み上げて温風を出しています。そのため、電気ヒータ
  ーと比べて効率が良いのですが、外気が低すぎると効率が悪くなります。
 ・フィルターに付いたホコリによって風量が小さくなり、消費電力がUPします。
 ・設定温度を高いままにしてON/OFFをくり返す間欠運転よりは、設定温度を下げて連続
  運転するほうが効率が上がります。
 ・エアコンの吹き出し空気は、室内の空気より高い温度なので軽く吹き出し方向より上に
  向きます。そのため、風向きを下向きにして、部屋全体に暖かい空気を広げましょう。
 ・暖かい空気は、部屋の上のほうに溜まります。そのため、サーキュレーターや扇風機を
  用いて、床近くの冷たい空気と暖かい空気を混ぜ合わせて室温を上げましょう。
 ・湿度が低いと皮膚表面からの蒸発量が増えて、熱が奪われます。そのため、加湿器など
  を用いて乾燥(40%以上)しないようにしましょう。ただし、加湿(60%以上)し過ぎ
  ると結露が起きやすくなるので注意しましょう。

熱を逃がさない
 [部屋から]
 ・カーテンは、日射が部屋に入る時は開けて太陽の力で部屋を暖めましょう。夜は閉め
  て部屋の熱が逃げないようにしましょう。床に接するくらい長い力ーテンにすると、窓
  で冷やされた空気が部屋に入らなくなります。
 ・窓に遮熱シートを貼ると窓ガラスと部屋の間に空気層ができるので、断熱性能がアッ
  プします。クッション材のプチプチを貼るのもいいでしょう。
 ・換気は、壁面が冷えない短い間で行いましょう。そうすると、冷えた室内の空気は、壁
  からの熱で暖まります。
 [体から]
 ・着衣での調節は有効です。まずは手足より体幹を保温しましょう。女性は、スカートを
  ズボンに変えるだけで体感温度は1゜C上がります。★
 ・床からの冷たさを防ぐためには、スリッパを履いたり、カーペットを敷いたりしましょ
  う。★
 [心理]
 ・暖色は、火を連想するので寒さを緩和します。★

 ★は、摂南大学の卒業研究・共同研究で得られた知見を基にしています。

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