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法学部が摂南大学創立40周年記念講演会を開催しました
法学部は1月13日、東京地方検察庁の刑事部副部長時代に、オウム真理教事件の検察捜査を指揮した神垣清水客員教授を講師に、寝屋川キャンパスで摂南大学創立40周年記念講演会を開催しました。
神垣教授は、「テロと犯罪~オウム事件を踏まえ」と題し、日本で起こったテロ「オウム真理教事件」について、裁判所が判決を下す令状主義に基づいた平和的な司法手続で充分に対応できたのか、当時の被害状況や捜査に関与した国家機関、自身が知恵を絞り出し、あらゆる法令を適用して行った捜査方法などを紹介。近年、世界各地で相次ぐテロを軍事力で制圧する諸外国と日本を比較し、今後日本がテロに対してどのような視点で臨めばよいかを考えてほしいと、会場の学生たちに問い掛けました。
講演後の質疑応答で発言した吉野真君(法律学科3年)は、「自衛隊による治安出動など、自分には無かった発想が得られた」と視野の広がりを実感。テロや犯罪に対する刑事司法の限界や政治力や自衛隊による治安態勢づくりなど、多角的な視点を養う機会となりました。