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陶器でできた狛犬。独自で調査したその理由を解説 陶器でできた狛犬。独自で調査したその理由を解説

新しい発見ばかりで、参加者からも驚きの声が上がる 新しい発見ばかりで、参加者からも驚きの声が上がる

赤澤ゼミでは「文化財と地域社会の関係を考える」活動を行っている 赤澤ゼミでは「文化財と地域社会の関係を考える」活動を行っている

 7月23、24日に星田妙見宮(交野市)で行われた建立1200年の奉祝大祭で、外国語学科の赤澤春彦講師のゼミ生が独自調査に基づくガイドツアーを行い、2日間で約70人の参加がありました。

 ゼミ生は4月から何度も現地を訪れ、燈籠(とうろう)の高さや寄進者、寄進された年代などを調べる基礎調査を重ねました。更に興味深いポイントについて追加調査を行うほか、宮司に行ったヒアリングなどを基にツアー内容を検討、当日に臨みました。
 同宮内のガイドポイントは全部で12カ所。交野市の由来や妙見宮の沿革、飢饉(ききん)などで世の中が不安定だった天保時代に信仰が強まり拝殿が再建されたことや、拝殿付近にある珍しい陶器の狛犬などについて説明しました。陶器の狛犬については、交野地域は焼きものづくりに適した陶土の産地として有名であった点、制作者が陶磁器制作に精通していたことが別の場所にある石碑から確認できた点について解説し、その地域特性を踏まえた解説に参加者は熱心に聞き入っていました。

 参加者からは「何度も参拝に来ているが、初めて知ることばかりだった」「次に来るときは、違った視点で楽しむことが出来る」など満足した声が聞かれ、盛況のうちに全4回のツアーを終えました。

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