経済学部
経済・建築・住環境デザイン学科および大阪工大空間デザイン学科の教職員・大学院生が北加賀屋の地域再生事業を視察しました。
8月1日、本学の経済学部、理工学部建築・住環境デザイン学科、地域連携センターおよび大阪工業大学工学部空間デザイン学科の教職員と大学院生、総勢12人が、昨年、本学と包括連携協定を締結した(株)千島土地の本社及び、北加賀屋エリアの地域再生事業を視察しました。
(株)千島土地は、北加賀屋を含む広範な地域に不動産を所有しており、製造業等の衰退により人口が減少傾向にある地域を、遊休不動産の活用によって再活性化する取り組みを展開しています。2004年に名村造船所工場跡地を芸術・文化の発信地として活用する取り組みを始め、2005年には、クリエイティブセンター大阪が誕生しました。
造船所跡地は、大阪に2つしかない「近代化産業遺産」の1つとなっています。更に、2009年、北加賀屋エリア内の空き家や工場跡をアーティストの創作活動の拠点とする「北加賀屋クリエイティブ・ビレッジ構想」がスタートし、2011年には千島土地㈱設立100周年を記念して、芸術・文化を支援する「おおさか創造千島財団」も創設されました。
工場跡地を再利用して大型アート作品を保管するMASK (MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA)は、日本でも唯一といってよい取り組みで、保管された作品を使った野外劇等のイベントも行われています。また、コミュニティの交流の場ともなっている「みんなのうえん」や、1つ1つの部屋を、異なるアーティストが改装した賃貸物件「アパートメント」など、アイデアに溢れた様々な取り組みを興味深く視察しました。
その後、本社にて、今後の連携事業について、意見交換を行いました。本学園が持つ多彩な研究領域と千島土地㈱が連携する活性化事業が期待されます。