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災害時に備え、警察機能を大学に移転する訓練 災害時に備え、警察機能を大学に移転する訓練

避難者の救助・受入訓練(写真左)、AEDを使用した八幡市消防本部による救急救命訓練(右)の様子 避難者の救助・受入訓練(写真左)、AEDを使用した八幡市消防本部による救急救命訓練(右)の様子

「八幡市における災害対策について」と題した池内教授の講演会 「八幡市における災害対策について」と題した池内教授の講演会

 8月25日、「災害時の施設利用に関する協定」に基づき、大規模な水害が発生したと想定して八幡警察署の機能を枚方キャンパスに移転する訓練を行いました。当日は移転訓練のほか、被災者の救助・受け入れやAEDを使用した救急救命訓練、防災について研究する理工学部建築学科池内淳子教授による講演会も実施。八幡警察署員、八幡市役所職員、八幡市消防本部職員、教職員や学生ら約100人が参加する大規模な訓練となりました。

 警察機能の移転訓練では、重要物品の搬入や災害警備本部設置、建物屋上への警察無線アンテナ設置や避難状況等の把握などが行われました。
 同時に被災者の救助・受け入れ訓練では、事前にシナリオが公開されることなく被災者役に扮した学生を教職員が救護するなど、災害時を模擬した実働型訓練を行いました。本格的な訓練に初めて参加した学生からは「連絡や報告がスムーズにいかず、自身の課題も見つかった。これからも訓練を重ね、災害時に備えたい」と積極的な意見が聞かれました。
 訓練後の講演会では4月に発生した熊本地震の被害状況や八幡市の被害想定などのほか、災害発生時に各機関がコア業務を継続するために必要なBCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)について池内教授から説明がありました。

 最後に、三尾昌樹八幡警察署長から「あらゆる災害に対応した訓練を、大学や各行政機関と連携しながら継続して実施していきたい」と総評があり、参加者一同、今後の災害時の連携促進を誓う一日となりました。

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