経済学部
【経済学部】ミハル・コットマン駐日スロバキア共和国特命全権大使が講演を行いました。
11月2日、ミハル・コットマン大使が経済学部の「地域統合論」において、『スロバキアのEU加盟:EU理事会議長国の観点から』と題する講義を行いました。
EUでは、6カ月ごとに議長国が交代し、今年7月~12月まではスロバキアが議長国に就任しています。大使はEU議長国としての経験について詳しく話しました。
まず、スロバキアがEUに加盟した経緯から説明し、スロバキア国民の多数はEUへの加盟をポジティブにとらえている点を強調しました。さらに、EU理事会の議長がどのような役割を果たしているのかについて説明し、その後、議長国としての任期の前半が終了した現時点で、EUの様々な課題に対応している点についても触れました。温暖化防止を目的としたパリ協定にEUが批准することができたこと、また、「ブラチスラバ宣言」により、EU統合を促進するためのロードマックが合意されたことなどです。
講演後、学生との対話に臨み、同国とEUとの関係など、学生からの質問に丁寧に答えました。
こうした講演に先立ち、大使は八木学長を表敬訪問しました。その際、スロバキアは既に日本とワーキング・ホリデー協定を締結しており、多くの日本人学生の同国訪問を期待していると語りました。