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お知らせ

   学長・経済学部教授 八木紀一郎先生がご著書『国境を越える市民社会・地域に根ざす市民社会―現代政治経済学論集』(桜井書店、2017年3月刊)を刊行されたことを記念して、3月23日、寝屋川キャンパスプチテアトルにて研究会を開催しました。
   まず、八木先生がご著書の内容と意図について紹介され、先生の長年取り組んでこられた市民社会論を基に、東欧諸国の社会主義から資本主義への移行についての関心から東欧を取り込んで拡大するEU(ヨーロッパ連合)の研究をされたこと、そしてEUとは異なる地域統合の枠組みであるNAFTA(北米自由貿易協定)の研究に進まれたこと、さらに本学に赴任されてからは地域における市民社会の例として北河内研究に取り組まれたことが語られました。
   次に、経済学部より社会経済学の観点から平野泰朗学科長、国際経済学の観点から久保廣正学部長、地域経済の観点から後藤和子教授がコメンテーターとして質問し、さらにフロアも交えて活発な議論が行われました。最後に八木先生は大学が持つ使命の重要性を強調され、大きく変化する国際情勢の中でグローバルにかつ地域に根差した活動をしていく本学の役割の大きさを指摘されました。
   八木先生は引き続き学長を務められるものの、3月末で経済学部教授を退官されることを記念して花束贈呈を行い、研究会参加者で記念撮影を行いました。

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