経済学部
国際ワークショップ「文化観光の経済学」を開催しました
3月27日、経済学部では、Association for cultural economics international 会長のIlde Rizzo 教授(イタリア・カターニャ大学)と、文化経済学会<日本>会長の勝浦正樹教授(名城大学)を本学にお招きして、国際ワークショップを開催しました。
日本では、観光に関する経済分析はあまり行われておらず、今後、データの整備とともに、この分野の研究の充実が望まれています。Rizzo 教授は、この研究分野の最新動向を、ご自身の研究を含めて紹介されました。「文化」観光をどう定義するかに始まり、文化が観光に及ぼす経済効果、観光が文化参加(美術館来訪や観劇等)に及ぼす効果、文化観光客のプロフィール分析、観光をめぐる包絡分析等、興味深い視点と分析方法が示されました。勝浦教授は、計量経済学と統計分析の視点から、的確なコメントをされ、参加者からも質問が相次ぎました。
観光の季節変動の克服、観光による工芸産業や地域活性化等へも話題は広がり、大変有意義なワークショップとなりました。