その他
理工学部公開国際講演会・第8回 住環境デザインフォーラム「アメリカ合衆国における文化遺産保存」を開催
6月6日、理工学部住環境デザイン学科が理工学部公開国際講演会・第8回 住環境デザインフォーラム「アメリカ合衆国における文化遺産保存」を開催しました。同講演会は2010年の住環境デザイン学科開設から連続して開催している住環境デザインフォーラムを大学・学部・学科の枠を超えて広く公開するもので、講演会参加者が住環境デザインに関する知見を広めることと国際感覚の涵養を目的としています。今回はアメリカ・ウィスコンシン大学(University of Wisconsin Milwaukee)からマシュー・ジェローズ(Matthew Jarosz)教授をお招きして講演会を開催しました。
講演では、老朽化した建物を歴史的建造物として保存していくために必要なビジョンや、ジェローズ教授の研究活動拠点となっているミルウォーキー(アメリカ合衆国)に現存する廃業後のビール工場などのリノベーション、20世紀を代表する建築家のフランク・ロイド・ライト、フレデリック・ロー・オルムステッドが手掛け、現在老朽化した住宅のリノベーションをジェローズ教授が手掛けていることが紹介されました。
多くのドイツ移民が住んだことからビール工場が発展し、アメリカ合衆国を代表するビールの産地となったミルウォーキー。伝統産業の歴史ある建造物を残そうと、ジェローズ教授が現地で活動している内容を講演いただき、参加者にとって有意義な時間となりました。講演会終了後には質疑応答が行われるなど、活発な意見交換が繰り広げられました。