経済学部
第5回ゲストレクチャーは「大都市大阪の知られざる魅力」
6月21日の摂南経済ゲストレクチャー(後藤和子教授担当)は、関西大学環境都市工学部の岡絵理子教授をお招きしました。
岡教授は、1890年と2000年の地図を対比しながら、大都市大阪の都市形成について、お話をされました。
大阪の中心であった船場が、碁盤の目のように作られていたこと、そこでは商いと生活が一体となった生活空間があったことがよくわかりました。近代化により、商家が企業になると、住まいは郊外に移り、企業だけが大阪の街の中心に残りました。また、道路の拡幅によって、軒切りが行われた痕跡(適塾の屋根)や、道路の下にビルを作って立ち退きを免れた跡が船場センタービルである等、非常に興味深いことをたくさん知ることができました。歴史を知ることで、大阪の面白さや、それを観光に生かしていくヒントもいただいたレクチャーでした。