経済学部
国際学会で経済学部久保教授が基調講演を行いました。
7月1日~2日、青山学院大学で開催されたアジア太平洋EU学会年次大会において、経済学部の久保広正教授は”The EU and Japan: from a Japanese perspective”と題して基調講演を行いました。このアジア太平洋EU学会とは、文字通りアジア太平洋地域で活動するEUに関する研究者及び外交官などが会員となっている学会です。
今回の年次大会には、日本・韓国・オーストラリア・ニュージーランド、さらにはドイツ・フランス・ロシアなど計20カ国から200人を上回る参加者がありました。久保教授はこの講演のなかで、折から交渉が進められている日EU経済連携協定は、日EU双方に好ましい影響を及ぼすほか、自由貿易体制の強化に貢献することにより、アジア太平洋地域にも重要な影響を及ぼす点を強調しました。
また、久保教授は、6月19日~20日に神戸大学で開催された日EU安全保障協力に関する国際共同研究会において、オランダのマーストリヒト大学トマス・クリスチャンセン教授とともに”Economic Security”というテーマで報告を行いました。なお、この国際共同研究会は欧州委員会・英エセックス大学・神戸大学の資金援助によって運営されているプロジェクトで、その成果はOxford University Pressから出版されることになっています。
さらに久保教授は、6月23日に開催された日本ピーアール協会(メンバーは企業の広報担当者)で、また、6月24日には関西学院大学主催の日欧経済連携協定に関する公開シンポジウムにおいて、講演、パネル・ディスカッションを行いました。