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経営情報学科針尾准教授が門真市大学教員リレー講座で講演
10月24日、門真市役所で開催された「門真市大学教員リレー講座」で、経営情報学科針尾大嗣准教授が「スマホ時代の護身術 -家庭と会社をどう守る?-」をテーマに講演を行いました。本講座は、門真市と包括連携協定を締結している大学の教員が、市民に新たな発見や私生活に活用できるような知識を習得してもらうことを目的に講演やグループワーク形式で実施するもので、当日はサイバー犯罪に関心の高い約30人が会場に集まりました。
針尾准教授は大量情報一斉送信のDDoS(ディードス)攻撃(※)、SPAMなどの標的型メール、標的とするコンピューターのデータを暗号化して金品を要求するランサムウェアなどの企業や自治体を狙うサイバー攻撃や、アカウント乗っ取り行為、アクセスポイント不正利用をはじめとする一般家庭、個人を対象としたサイバー犯罪についてその手口や対処法について解説しました。
大阪府警のサイバー犯罪対策テクニカルアドバイザーを務める針尾准教授は、実際にスマートフォンの画面を見せながら個人で可能なサイバー犯罪防止策をレクチャーし、「自分は関係ない、被害に遭うはずがないと思っていても、突然被害者、時には加害者になることもありますので対策を十分にしてください」と参加者に注意を呼び掛けました。講演の最後に針尾准教授は脅威への備えとして、コンピューターやスマートフォンの安全を確保する「モノ管理」、ID・パスワード、セキュリティ運用管理を徹底する「利用管理」、被害が発生した後に適切な対応を取る「事後管理」の重要性を訴えました。参加者からは「身近なところに危険が潜んでいるという、とても貴重な話を聞くことができました。家に帰ってすぐ家族と共有したいです」という声が聞かれました。
※DDoS(ディードス)攻撃(Distributed Denial of Service)攻撃
攻撃対象となるサーバー(コンピューター)に複数のコンピューターから大量のパケットデータを一斉に送りつける攻撃。