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お知らせ

皆様へ

摂大 経済学部長

国際セミナー「不平等を考える①」開催について

 2016年6月、英国民はEUからの離脱を決定し、一方、同年11月、米国民はトランプ氏を大統領として選択しました。英国においてはEU域内からの移民に対する反感が、また、米国ではラスト・ベルト(Rust Belt)と称される地域において雇用が喪失され、これに対する反感が同氏を選出させたといわれています。また、より重要な点は、これら動きの背景には社会の不平等が拡大している点を指摘できるでしょう。これからの経済社会を展望する際、不平等がどの程度まで拡大するのか、不平等が経済にいかなる影響を及ぼすのか、さらには、不平等の拡大に対していかなる政策がありえるのかといった点を論じる必要があります。本セミナーの目的は、不平等問題に関する内外の第一人者を招聘し、それぞれの見解を披露いただき、その後、率直な意見交換を行うことにあります。

 今回は、この問題に関する第1回セミナーですが、第2回は2018年1月17日(水)に開催する予定です。皆様のご参加をお待ちしています。

◆開催日時: 2017年12月4日(月) 15時~17時10分

◆会     場:  経済学部ゼミ室1 (寝屋川キャンパス1号館7階)

◆プログラム:15:00~15:45 ロベール・ボワイエ 教授【米州研究所(パリ)】

       15:45~16:30 橘木 俊詔 教授【京都女子大学客員教授、京都大学名誉教授】

        16:40~17:10  ディスカッション

講師紹介:

ロベール・ボワイエ教授(Prof. Dr. Robert Boyer):フランスの経済学者。数理経済計画予測研究所 (CEPREMAP)、国立科学研究所(CNRS)、社会科学高等研究院(EHESS)などで教鞭をとる。近著は「作られた不平等――日本・中国・アメリカ・そしてヨーロッパ」、山田鋭夫監修・横田宏樹訳、 2016年、藤原書店。

橘木俊詔教授:大阪大学、京都大学、同志社大学などを経て現在は京都女子大学客員教授、京都大学名誉教授。著書は「21世紀日本の格差」、2016年、岩波書店など多数。日本の格差問題に関する第一線の研究者。

以 上

【本件にかかる問い合わせ先・・・経済学部事務室:濱崎】 

 

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