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「Entrepreneurship特別講演会」を開催しました
経営学部は1月15日、女性若手起業家でテーブルクロス代表取締役の城宝薫氏を講師に迎え、「Entrepreneurship特別講演会-『利益の創造と社会への貢献が同時にできる文化』をつくる-」を開催しました。城宝氏は大学3年生だった2014年に会社を設立し、利用者が飲食店の予約をすると、予約した人数に応じた給食が途上国の子どもたちに届く社会貢献型グルメアプリ「テーブルクロス」を開発。「途上国でストリートチルドレンを見て、私にできることはないかと考え、子どもたちが教育の機会を失わないために、学校で給食を食べることができれば学校に通うきっかけになるのではないかと思い、この事業を始めました」と語りました。
実績、経験、情報もゼロからの起業スタート。金融機関から融資を得るために城宝氏は「なぜこの事業が必要なのかを熱く訴えました。日本人の寄付率は米国のおよそ2%と言われています。日本人に合った継続可能な寄付モデルと、同時に利益を創造できるスキームを構築し、国境を越えて世界がつながる仕組みを作りたい」と融資担当者に会社の立ち上げについてプレゼンテーションを行ったと話します。城宝氏の話しぶりに引き込まれた110人の参加者は、真剣な表情で講演に聞き入っていました。
講演会終了後は参加者から「起業家になるにはどうすればいいか」「海外で若いうちに行っておくべき国はどこか」「事業を継続するうえで苦労していることはありますか」など多くの質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。最後に、起業から4期を終える城宝氏は今後の事業展開について「今後は日本だけでなく、世界でも通用するシステムを作っていきたい」と力強く抱負を語りました。