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学び場は地球!トビタテ3人組インタビュー
2018年6月より、近江聡太さん(外国語学科4年)が「トビタテ!留学JAPAN」第8期生としてアメリカ合衆国に10カ月間留学します。「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」は、2014年からスタートした官民協働で取り組む海外留学支援制度で、返済不要の奨学金や研修等を通して学生の留学をサポートするものです。本学からは第1期にスペインに留学した出水宏輝さん(外国語学科卒、現・本学国際交流センター職員)、第7期に中国に留学した水谷圭宏さん(外国語学科卒)に次いで、近江さんで3人目となるトビタテ派遣学生。今回は2人の先輩を交え、3人にお話を伺いました。
スペインのサラゴサ、セビージャに1年間留学した出水さんは、「現地でフラメンコを学びたくて応募しました。語学留学だけでないのがトビタテの魅力でした」と話します。「のびのびしたスペインの人たちの生き方を見て、自身のフラメンコにも味が出たように思います」と振り返ります。現在は本学国際交流センターの職員として「トビタテ」の留学㏚に努めるかたわら、プロのフラメンコダンサーとしても活躍する出水さん。「トビタテに関心を持った学生さんはぜひ国際交流センターを訪ねてください」と話しました。
ふるさと福井県の産業発展に貢献したいと、中国の青島で1カ月間中国語と中国の繊維工場の生産方式を学んだ水谷さんは、「工場の厳しい検査体制や現地の工場で働く人たちの姿勢を見て、中国の製造業に対するこだわりを感じました」と話します。「HSK(漢語水平考試)3級を受験予定なので、帰国してからも中国語を頑張って勉強中です」と意欲的です。「熱意を持って取り組めば必ず夢を叶えることができます。ぜひ海外にトビタテ!」と学生にメッセージを送りました。
6月にアメリカ合衆国のテキサス州に留学する近江さんは、「『トビタテ』に関心はありましたが、自分は行けるのかなと思っていました。そうした時に、出水さんが『近江くん、トビタテ応募しない?』と声を掛けてくれたのです」と応募のきっかけを話してくれました。ストリートダンスの世界大会で優勝するなど輝かしい経歴を持つ近江さんですが、「現地でダンスを学び、日本人として初めて自分が師事するダンサーのチームに入りたい」と向上心は衰えません。「帰国後はダンスをもっと日本の若い世代に広めたい」と意気込みを語る近江さんは大きな志を持ってアメリカへ「トビタッテ」行きます。
近江さんの出発にあたり、出水さんは「現地の人たちとたくさん交流し、現地の文化を取り入れた踊りにチャレンジしてみると新しい発見があるかもしれません」と、水谷さんは「初めのうちは言葉の壁もあるかと思いますが、地道な努力を重ねることで必ず克服できます」とアドバイスを送りました。