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「液体窒素にボンドを入れたらどうなるかな?」実験に挑戦する中学生 「液体窒素にボンドを入れたらどうなるかな?」実験に挑戦する中学生

液体窒素から取り出した木工用ボンド。水分が抜け、粘り気がなくなる 液体窒素から取り出した木工用ボンド。水分が抜け、粘り気がなくなる

お湯の中に液体窒素を入れると・・・雲ができました! お湯の中に液体窒素を入れると・・・雲ができました!

 生命科学科は5月26日、交野市立第四中学校で「第1期 交野市中学生理科セミナー」を開催しました。このセミナーは、交野市教育委員会との協働事業で、教員と理科教諭を目指す学生らが、中学生に理科の楽しさを感じてもらいたいと本学の連携先である交野市内の中学生を対象に行った実験教室です。当日は13人の中学生が参加し、大学院生7人と学部生2人が講義や実験のサポートを行いました。

 セミナーは「低温の世界を体験してみよう!液体窒素を利用して」というテーマで行われました。マイナス196℃の液体窒素にバラの花やテニスボール、木工用ボンドなどを入れて、低温下での物質の変化に関する実験を行いました。バラの花は粉々に砕け散り、テニスボールは体積が小さくなり弾まなくなりました。このほか、「液体窒素で雲を作ってみよう」という実験では、98℃のお湯の中に液体窒素を入れると大量の水蒸気が。突然発生した大きな「雲」に、会場からは驚きの声が上がりました。

 講師を務めた松尾康光教授は「ふだん見ている物も、温度が変わると様子が変わる。このような身の周りの科学を、実験を通して中学生に伝えたかった。このセミナーを機に理科の面白さに気づいてもらえれば」と話しました。

 参加した中学生は「液体窒素を使った実験は、結果が目に見えるのでとても楽しかった。次回も参加したい」と感想を語っていました。

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