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第10回住環境デザインフォーラムを開催しました
6月12日、理工学部住環境デザイン学科は「第10回 住環境デザインフォーラム『マンションの大規模修繕を考える』」を開催しました。
現代日本の都市居住形態として欠かせない分譲マンションは、長寿命化が進み、建築後40年を超えるような物件が増えています。入居者が長く住み続けることができ、物件としての資産価値を維持するために必要な大規模修繕工事。今回のフォーラムではNPO法人集合住宅維持管理機構主任専門委員の乾井哲氏を講師に迎え、大規模修繕工事の基礎知識やプロセスをはじめ、工事方法、工事時期検討、検査方法、マンションにおける共用部分と専有部分の違い、施工業者決定から着工、引き渡しまでの流れなどについて実例を交えてお話しいただきました。
フォーラム終了後は、学生から「定期的に調査をして、いつ修繕をすべきかをしっかりと判断することが必要だ」、また「工事を行う際に、住民の相談に乗れるコンサルタントという仕事が建築系の専門家として重要であることが分かった」との声が聞かれ、住環境デザイン学科の学生にとっては、実務家からの貴重な話を聞く良い機会となりました。