本文へ移動

お知らせ

EUに興味を持ったらぜひヨーロッパで学んでほしい」と話すフィニ公使 EUに興味を持ったらぜひヨーロッパで学んでほしい」と話すフィニ公使

講義は英語で行われ、学部長の久保教授が通訳を務めた 講義は英語で行われ、学部長の久保教授が通訳を務めた

日本・EU模様のだるまを手に、笑顔で記念撮影をするフィニ公使と八木学長(右) 日本・EU模様のだるまを手に、笑顔で記念撮影をするフィニ公使と八木学長(右)

 6月13日、駐日EU(ヨーロッパ連合)代表部のフランチェスコ・フィニ公使が本学に来学され、経済学科の「EU経済論」(担当:久保廣正教授)と「摂南経済ゲストレクチャー」(担当:後藤和子教授)の合同授業において講義を行いました。「世界におけるEUおよび日・EU関係(The EU in the world and EU-Japan Relations)」をテーマに、EU統合が始まった背景に触れた後、平和・繁栄・安定といったEU統合の理念を紹介し、欧州委員会、欧州議会などEU諸機関の機能・役割についても話しました。

 その後、中東などからの難民流入、英国のEU離脱など現在のEUが抱える課題とその背景について説明がありました。フィニ公使は、こうした課題を乗り越えてEUは統合を進めていくとの見解を披露しました。

 このほか、現在、日本とEUが進めている経済連携協定及び戦略的パートナーシップ協定という2つの協定が本年7月にブリュッセルで調印されることを紹介し、同協定により日本とEU間の経済的・政治的関係が一層緊密化する見込みであること、さらに、世界のGDP(国内総生産)の約3割を占める日本とEUの関係強化は国際社会にも好影響をもたらすという点についても論じました。全体を通じて、日本とEUの関係だけではなく、国際社会の動きが手に取るように理解できる講義となりました。

 また、講義に先立ち、フィニ公使は八木紀一郎学長を表敬訪問しました。学長室では和やかな雰囲気の中懇談会が行われ、フィニ公使は八木学長に日本とEUの模様をあしらっただるまを贈り、サプライズのプレゼントに笑顔あふれる記念撮影となりました。昼食会には八木学長をはじめ学部長の久保教授、学科長の後藤教授、経済学部教員らが出席し、今後の経済展望などについて話し合い、有意義な時間を過ごしました。

お知らせ一覧へ