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「ここにドアを作ろう!」各自の発想で段ボール避難所を作っていく 「ここにドアを作ろう!」各自の発想で段ボール避難所を作っていく

非常食のアルファ化米とすいとんを昼食に食べる 非常食のアルファ化米とすいとんを昼食に食べる

住宅建設のノウハウを生かし、小学生にアドバイスを送る福屋ホールディングス施工管理職の原田隆広氏 住宅建設のノウハウを生かし、小学生にアドバイスを送る福屋ホールディングス施工管理職の原田隆広氏

 6月16日、課外活動団体ボランティア・スタッフズが、交野市内の小学4~6年生31人を対象に「防災キャンプ」を交野市立第四中学校の体育館で実施しました。このキャンプは、実践・体験型の防災教育を通じて、「自助の大切さ」「命の大切さ」「けが人・病人・お年寄りの目線に立つこと」「普段の食事のありがたさ」などに気付き、災害時に中心となって活動できる青少年リーダーの育成を目的としています。

 ボランティア・スタッフズの学生21人は、アイスブレイクの自己紹介やゲームで小学生らの緊張をほぐしたあと、小学生らが段ボールで避難所を作る作業をサポートしました。4つの班に分かれて、自分たちの創意工夫を凝らした避難所を作りました。昼食には、災害時に水だけで作ることができて腹持ちの良いアルファ化米とすいとんを用意。非常食を初めて食べたという小学生からは「災害のときは、ごはんを残さずきちんと食べて、体力をつけておくことも大事だと感じました」との感想が聞かれました。

 このキャンプには、福屋ホールディングスがCSR(企業の社会的責任)の一環として協力しており、小学生が作った4つの避難所について、強度や導線などに関して専門家として解説し、「避難所は普段の家と違って、災害に遭った時のことを考えて作ることが重要です。一人一人が役割を分担し、それぞれの意見を聞きながら力を合わせて作業に取り組んでください」とアドバイスを送りました。

 また、ボランティア・スタッフズのメンバーらは、ブルーシート担架による負傷者の搬送演習や災害時の救助優先順位を設定する「トリアージ」についても説明を行いました。このキャンプを通して、小学生らは防災に関する意識を高め、有意義な1日を過ごしました。

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