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お知らせ

  7月22日、後藤ゼミ(専門演習Ⅰ・Ⅱ)の2、3年次生総勢30人は、中百舌鳥古墳群の世界遺産登録を目指す堺市でフィールドワークを行いました。

  堺市は、15世紀に南蛮貿易で栄え、産業・商業が高度に発展し、商人の自治に基づく自由都市として多くの文化人を排出しました。千利休や与謝野晶子も、堺の商家の生まれです。東京の銀座や銀座の柳も、堺の銀座を模したものだとされています。

 また同市は、料理人が使う包丁の9割を生産し、その技術が鉄砲や自転車に応用される等、金属加工産業の集積もあります。堺緞通やお香も、南蛮貿易によりもたらされた原料や知識が基になっています。

 今回のフィールド調査は、2年次生の発案で、1911年に開業した阪堺電車に乗り、伝統産業会館や利晶の杜、自転車博物館等を回りました。博物館では、ボランティアスタッフから、興味深い説明も聞くことができました。世界最大級の墳墓である仁徳天皇陵古墳に堀が三十にめぐらされた経緯等も分かり、その大きさも実感することができました。

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