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障がい者とその家族らを対象に「『My防災プランを作ろう!』発表会」を実施
建築学科建築防災工学研究室は10月26日、寝屋川市社会福祉協議会との共催で「『My防災プランを作ろう!』発表会」を開催しました。この取り組みは、同協議会が災害に備えた「要配慮者にやさしい地域づくり」を進めていく中で同研究室に要請があったもので、当日は約100人が参加しました。
発表会では、福祉委員や障がい児の保護者、障がいを持つ人らがそれぞれの防災プランを発表しました。「身近なところからやってみよう」「できることからやってみよう」を合言葉に、自宅でできる防災対策として、「災害時に割れ物を踏まないようにスリッパを用意する」「棚の上の物を整理する」「備蓄品の確認」「災害時の転倒防止策として常に足もとを片付けておくべき」などが挙がりました。このほか、避難所で準備すべき事項として「要配慮者であるということを知らせるグッズを常に持っておく」「視覚障がいを持つ人でもスムーズに歩けるように、動線の床にロープを張ってはどうか」などの意見が聞かれました。
発表を行ったファシリテーターの白木菜々美さん(建築学科4年)は、「この発表会をきっかけに、地域の方々が『それぞれの家庭に合った対策が必要である』という気づきになればと思います。日ごろから災害が起こった時にどうすべきかを考えておくことが大事であると実感しました」と発表会を振り返りました。