本文へ移動

お知らせ

講演に聞き入る学生 講演に聞き入る学生

講演するフラスティッチ大使 講演するフラスティッチ大使

前列左から八木紀一郎学長、フラスティッチ大使、通訳の花田エバ氏。後列左から朝田康禎准教授、久保廣正学部長、後藤和子教授 前列左から八木紀一郎学長、フラスティッチ大使、通訳の花田エバ氏。後列左から朝田康禎准教授、久保廣正学部長、後藤和子教授

 11月5日、ドラジェン・フラスティッチクロアチア大使が本学に来学され、経済学科の「観光産業政策論」(担当:朝田康禎准教授)において講義を行いました。「クロアチア、美しい旅行先とビジネスパートナー(Croatia, Beautiful Destination and Your Business Partner)」をテーマに、クロアチアの美しい自然や歴史的建造物などの紹介DVDを見た後、クロアチアの歴史や地理、基礎データの説明がありました。

 また、経済学科の授業に相応しいトピックとして大使はクロアチアの投資環境について解説しました。税制優遇、欧州各国からのアクセスの利便性、豊富な人材、国内外企業における同一条件でのビジネスが可能であることなどをメリットに挙げました。講義では主な外資の獲得源になっている観光業について詳しい説明がありました。

 年間1,660万人の観光客が訪れるクロアチアは、夏季休暇時の人気が高く、「アドリア海の真珠」と言われるドブロブニクをはじめとする観光名所が多いのが特長。首都ザグレブで開催される国際アニメーション映画祭も人気を誇るなど魅力が詰まった観光コンテンツが多い一方、観光シーズンが夏季に集中していることや観光客増加による自然文化遺産への影響、欧州各国以外からの観光客誘致のためのマーケティングなどが課題となっていると話しました。「日本からは年間約14万人の観光客がクロアチアを訪れます。皆さんもぜひ来てください」と大使は学生に呼び掛けるとともに、「日本とは非常に友好的な関係にあります。今後も姉妹都市の提携を増やすなど良好な関係を築いていきたい」と講演を締めくくりました。出席した学生からは、「観光資源が豊富な美しいクロアチアをぜひ訪れたい」といった感想が寄せられました。

 また講演に先立ち、フラスティッチ大使は八木紀一郎学長を表敬訪問し、日・EU経済連携協定や最近のEU情勢など、さまざまな問題について活発な意見交換がありました。その後、機械工学科の諏訪晴彦教授の案内により理工学部の研究施設を見学されました。

お知らせ一覧へ