経済学部
経済学部生がオリックス・バファローズ主催「マーケティングプレゼン」で発表
経済学部・郭准教授ゼミの熊本雄基さん(3年)、合澤完治(2年)さん、宮﨑慶太さん(2年)の3人が11月16日、関西大学梅田キャンパスで開催された「オリックス・バファローズ マーケティングプレゼンテーション」で発表を行いました。この発表会は、同球団と連携を行っている6大学(摂南大・関西大・大阪商業大・阪南大・大阪体育大学・天理大学)が、本年度活動の集大成として、球団や自治体関係者に対し球場観戦等の戦略立案について提案を行うものです。
本学経済学部生が発表したテーマは、「プロ野球観戦者の集客作戦―観戦動機と満足度の角度から」です。近年、オリックス・バファローズの観客動員数が伸び悩んでいる現状を背景に、学生達は観戦客がなぜ球場に来たのか、試合の観戦に満足しているかなどの調査を行い、プロ野球の観戦回数に与える要因について分析しました。その結果、オリックスの試合の観戦回数に影響を与える要因として、レジャーやイベントを目的とした観戦動機が比較的重要であることを示しました。そして、球場の観戦回数を増やす方策として、野球以外でももっと楽しませる企画やイベントなどを提案。さらに、開幕前から座席の価格を決定するより、観客の実際の需要に合わせて、フレキシブルな価格設定(ダイナミック・プライシング)を採用したほうが観戦回数の増加につながるとの提言を行いました。
発表後、他大学の学生から、各提案事項に対して、数多くの質問を受けるなど盛んな意見交換の場となりました。そして、球団職員の方からは野球の観戦チケットに変動価格制を実験的に導入することをすでに取り込んでおり、今後ダイナミック・プライシングをチケットへの適用は必ず主流になるとのコメントを頂きました。
そして最後に、参加した各大学に対し、引き続き次年度も様々な提案をいただきたい旨、今後の調査活動に対しエールが送られました。