その他
【募集】国立大学法人群馬大学 生体調節研究所 「平成31年度 内分泌・代謝学共同研究拠点 共同研究」
[趣旨]
本研究所の保持する解析技術、バイオリソースを基盤にした共同研究を全国の研究者から広く受け入れ、本分野における中核的役割を果たすとともに、さらなる研究の発展を計ることとした。そこで、次項の2つのプロジェクトの公募を行う。また、これらプロジェクトの枠にとらわれない重要な問題に果敢に挑戦する研究計画も同等に受け付ける。
たとえば、飽食の時代の今日、肥満症、糖尿病、高血圧、高脂血症などが組み合わさって発症する、いわゆるメタボリック症候群は、肝臓、骨格筋、脂肪組織、膵臓などのエネルギー代謝調節臓器に加え、中枢神経系、免疫系など全身の生体調節系の機能破綻が原因となる。つまり、メタボリック症候群の原因、病態を明らかにするためには、個々の臓器における代謝機能破綻メカニズムの解明に加えて、内分泌系、神経系、免疫系による臓器間の協調的な機能連関の破綻という視点からも包括的にアプローチする必要性がある。
[公募する共同研究プロジェクト]
○「代謝疾患ゲノム研究プロジェクト」
内分泌・代謝を中心とした生体調節系の異常に起因する疾患の主に病因を解析する
プロジェクト。生活習慣病の感受性遺伝子群の探索とデータベース化、得られた候補
遺伝子の遺伝子改変マウスの作成に加え、「環境負荷による生活習慣病の発症と
エピゲノム解析」研究の実施やエピゲノム解析技術の提供などを行う。
○「代謝シグナル機能研究プロジェクト」
内分泌・代謝を中心とした生体調節系の異常に起因する疾患の主に病態を解析する
プロジェクト。研究者の所有するイメージング、種々の代謝機能活性測定、遺伝子・
薬剤の中枢投与技術や内分泌・代謝系などに異常のある動物を用いて、生活習慣病に
関連したトランスレーショナルリサーチ的解析を行う。
※応募にあたっては、学部長等の承諾書が必要となります。
<研究支援・社会連携センター締切:1/11(金)>
詳細は、
国立大学法人 群馬大学 生体調節研究所
http://www.imcr.gunma-u.ac.jp/?page_id=6820
を、ご参照ください。