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電気電子工学科・電気三学会関西支部主催講演会を開催。卒業生が通信業界の現状を語る
電気電子工学科は12月19日、電気三学会関西支部(電気学会、電子情報通信学会、映像情報メディア学会)主催の講演会を開催しました。当日は富士通ネットワークソリューションズの平井智也氏(経営工学科卒)が学生に向けて「IoTを活用した企業・社会のイノベーション実現」をテーマに講演を行いました。
平井氏はIoT(モノのインターネット)を通じて躍進する市場を現場の視点から解説。作業員の安全を遠隔で見守る「バイタルセンシング」による動態可視化をはじめとした「ネットワークにつながり、情報のやり取りをすることで新しい価値を生み出すこと」の重要性について話しました。一方で、ウイルス感染やネットワークへのアタックなど、IoTに潜むリスクについて細心の注意を払う必要があると訴えました。
また、講演の中で平井氏は本学の先輩として学生らに「課題の発見力が大事です。現在の自分とありたい姿のギャップにある問題点や課題、対応策を考えるクセをつけてください」と話しました。このほか、「コミュニケーション力を養い、『ポジティブ』『場づくり』『チャレンジ精神』をキーワードに動くとともに、アンテナを高く張り、日々の情報収集を欠かさず、先見力を身につけてください」「『ABCD』を大切に。A=当たり前のことを、B=馬鹿にせずに、C=ちゃんとやる人が、D=できる人」と学生らにアドバイスを送りました。出席した学生からは「実社会で活躍する情報通信業界の先輩の話を聞くことができ、大変勉強になりました。これからの研究や就職活動などに生かしたいです」といった声が聞かれました。