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学生のアイデアで門真市立市民交流会館「中塚荘」の魅力と認知度アップを
1月11日、住環境デザイン学科建築・環境デザイン研究室(指導教員:稲地秀介准教授)と建築学科建築・都市デザイン研究室(指導教員:小林健治准教授)の学生らが、本学と包括連携協定を締結している大阪府門真市の市民交流会館「中塚荘」の魅力と認知度アップを図るためのプレゼンテーションを実施し、同市職員や施設管理者(指定管理者)が参加しました。このプレゼンテーションは、本学と同市が公共施設のあり方を考える「公共施設マネジメント大学連携事業」として検討を重ねているものです。「中塚荘」は同市の初代市長であり、名誉市民でもある故中塚種夫氏のご子息である中塚昌胤氏の遺言により寄贈され、市民交流と文化活動の場として再整備された施設です。
住環境デザイン学科の発表では、「こどもめっちゃ集めよう計画」をテーマに、子どもが遊べるスペースの設置をはじめ、子どもたちが日本の伝統文化である茶道を気軽に体験できるよう庭に茶室を作るほか、現在水を貯めていない池のスペースを活用したコケアートや子どもたちが描いたタイル絵を池に敷き詰めるといった提案がありました。続いて建築学科の発表では、「中塚荘魅力向上プロジェクト」として中塚荘入口前に同館の歴史を記載した大きな書籍型のオブジェ「たちよみ」を設置するほか、吊り看板やのれんなど、通行人の目を引くような工夫を凝らした提案がありました。
終了後に行われた質疑応答では、同市職員や施設管理者(指定管理者)から「親の見守り場所はどこになるのか」「サインは利用者誘導に効果的と思われるが、このサインに中塚荘で何ができるのかということを盛り込むとなお良いのでは」といった声が聞かれました。今後は質疑応答で出た意見を踏まえ、どのプランを実現させるか向けて同市と検討する予定です。