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住環境デザイン学科が寝屋川市役所で「大阪北部地震時の行動・被害・防災意識に関するアンケート調査」結果報告会を実施
2月5日、住環境デザイン学科自然災害防災研究グループの学生24人(指導教員:平田陽子教授、坂本淳二教授、榊愛准教授)が、寝屋川市役所で「大阪北部地震時の行動・被害・防災意識に関するアンケート調査」結果報告会を実施しました。このアンケートは昨年6月に発生した大阪北部地震を受け、地震時の住民の被害の実態を調査したもので、密集市街地に指定されている同市5自治会(清水町、寿町および萱島東1丁目南、2丁目、3丁目)の一部の地区を対象に実施。総数319件の回答があり、その調査結果を地区別にまとめました。
報告会では、学生が地震時の住民の所在場所や被害状況をはじめ、初動、その後の避難行動や地震に対する地区の危険性の認識、地域への定住意向などの集計結果を発表しました。
質疑応答では、同市から「建物の被害が多くあった一方で、耐震改修を行った世帯が少ないという結果を受け、行政として今後耐震化の促進に取り組んでいきたい」という意見があったほか、自治会長らから「今回のきめ細かい報告内容に大変感謝しています。この結果をもとに行政と対策を進めたい」との声が聞かれました。発表した杉本亜弥さん(3年)は「アンケートを実施した地域だけでなく、他の地域でも同様の取り組みを行い、住民の方の防災意識が高まれば」と話しました。