経済学部
経済学部生がイタリアIULM大学での海外研修に参加しました
2月11日~17日まで、経済学部生9人(2・3年次生)が、後藤和子教授と原田裕治准教授引率のもと、協定校IULM大学(ミラノ市)でのイタリア研修に行ってきました。
これは、欧州の経済や文化を学ぶ目的で、地域経済実践演習として実施されたものです。プログラムは、12日から4日間、午前中はIULM大学内において文化産業(クリエイティブ産業)の講義を受け、午後は講義に関連する現場を視察するというものでした。
まず、1日目は、グイド・フェリーリ講師による文化産業全般に関する授業を受け、ミラノ市内の大聖堂やファッション・ウィークを訪問。2日目は、食とワインコミュニケーションのルッソ教授から、ニューロ(神経)マーケティングの授業を受けました。脳科学に基づく新しいアプローチに関する興味深い授業で、ラボ(研究室)も見学しました。このラボでは企業から資金を得て、消費者が広告にどう反応するか研究し、ワインのラベルデザインへの提言等も行っており、フードコミュニケーションという新しい視点について学ぶことができました。
3日目と4日目は、建築とデザインに関する授業でした。ミラノの建築の歴史や、都市形成、建築デザインの講義を受け、市内の建築物や、ライ・スタジオ(建築デザイン事務所)の見学を行いました。建築については、ジャンルカ・ペルッフォ教授が、デザインについては、マウリッツォ・ライ氏が講義を行い、イタリアの文化産業の先端に触れることができました。
そして、本学の後藤教授は、IULM大学の大学院生向けに、「和食と日本酒産業」と題した講義を提供し、ワイナリーの視察を行うなど、両大学の教員による講義を通じて協定校間の絆が一層深まりました。
4日間を通して、午前の講義と午後の見学という非常に充実したプログラムで、参加した学生は大いに刺激を受け、視野を広げることができました。また、今回はIULM大学の学生寮に宿泊し、イタリアの学生とも交流を深めることもできました。