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日本初「第1回日本国際観光映像祭」を開催しました
3月13日、14日に大阪工大梅田キャンパスの常翔ホールで本学と和歌山大の共催による日本初の「第1回 日本国際観光映像祭」を開催しました。持続可能な観光振興のために、土地の魅力を直感的に伝える「観光映像」の果たす役割が大きくなってきている中、世界各国からエントリーされた約150作品、国内約100作品の中から厳選された約70作品を上映しました。本映像祭には2日間で自治体、映画監督、映像作家、研究者、市民ら約330人が参加しました。
審査の結果、国際部門はIgnacio Walker監督の作品「Quito my story」が、日本部門は永川優樹監督の作品「Yoron island Japan in 8K HDR-与論島」が、東アジア部門では黃小玫監督の作品「【Sea & Light】(Let’s meet in Pingtung!)」、旅ムービー部門では福山功起監督による作品「日高市「行こう!遠足の聖地へ」」がそれぞれの部門でグランプリを受賞しました。
このほか、「台湾と日本の相互誘客協力の可能性」「デジタルマーケティングの最前線」「映像文化としての観光映像」など5つのテーマでフォーラムも実施。観光産業の発展や持続性、観光映像の今後の可能性などについて活発な意見交換が行われました。本映像祭実行委員会副委員長で国際部門の審査員も務めた建築学科の加嶋章博教授は「観光映像を通して、持続可能な社会づくりにおいて有形無形の地域資源の可視化の重要性に気付かされた」とイベントを振り返り、また、日本部門の審査員を務めた経済学科の野村佳子准教授は「外からの来訪者だけではなく、地域の住民にとってもその場所にしかないかけがえの無い魅力を再認識できる観光映像の役割は大きい」と、映像祭の意義について語りました。