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お知らせ

 5月8日、ニッセイ基礎研究所研究理事の吉本光宏氏をお迎えし、摂南経済ゲストレクチャー(後藤和子教授担当)でご講演いただきました。
 吉本氏は、オリンピック・パラリンピックはスポーツだけでなく、文化や教育の祭典でもあること、北京大会やロンドン大会では、何年もかけて、国中で文化プログラムが展開されたことを解説してくださいました。ロンドンオリンピックでは、204カ国から4万464人のアート関係者が招待され、12万件の文化イベントが行われました。吉本氏は、自らの調査に基づき、それらには以下の特徴があると指摘されました。

1.あり得ない場所での開催(21の彫刻に帽子を被せる、ビルの壁面でのパフォーマンス等)
2.無料のイベントが多く、また、ロンドンで話される300カ国語に配慮したイベントが行われた
3.パラリンピックにおけるUNLIMITED(無限の可能性)なパフォーマンス
4.世界を変えたアーティストの作品の展示
 
 東京2020においても、国、東京都、地方自治体、企業等の支援を受け、既に文化プログラムが始まっていることも分かりました。受講した学生は、オリンピックと文化の関係に驚き、文化プログラムのボランティアに参加してみたいと感じたようです。

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