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住環境デザイン学科が小学生向け防災教室を実施
8月8日、住環境デザイン学科空間情報デザイン研究室(指導教員:榊愛准教授)の学生15人が、門真市立門真みらい小学校で小学生対象の防災教室を実施しました。この訓練は8月8日、9日に同研究室と関西外国語大のボランティア団体「ひまわり」の企画・運営で実施した「鈴の音2019」の一環で行ったもので、当日は小学生14人が参加しました。
防災教室では学生らが段ボールとビニールを使って目的地までの避難経路を作り、AR(拡張現実)を使った被災時の障害物を道中に設置。タブレット端末をARマーカーにかざすと自転車や倒壊した電柱、自動販売機などが映し出される仕組みになっており、簡単には目的地に向かうことができなくなっています。「自販機が倒れている!」「こっちはがれきが出てきた」と道を進むたびに歩行困難な場所に遭遇する小学生らに学生らが「広い道路を歩くようにするとリスクが下がります」とアドバイス。迷いながらも無事目的地に到着した小学生らは安どの表情を浮かべました。防災教室を終えた小学生からは「道を通るときに危険な物がないか確認する必要がある」「人が多い道、広い道を歩く方が安全と感じた」などの感想が聞かれました。
防災教室の進行役を務めた勝浦穂乃香さん(4年)は、「災害が起こったときに歩きやすい大通りがどこにあるかなど、日頃から自分の町の道路について把握しておくことが大切です。もし災害が起こったら慌てずに今日のことを思い出してください」と小学生らに話し、訓練を締めくくりました。