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法学部特別講演会を開催しました
法学部は10月31日、2019年度法学部特別講演会「日産元会長事件と刑事司法実務の解析」を開催し、同学部の神垣清水客員教授が講師を務めました。神垣教授は1995年3月20日に発生した「地下鉄サリン事件」当時の東京地方検察庁刑事部副部長で、オウム真理教事件検察捜査では常時60人の検事を指揮。現在は弁護士として活動しています。
本講演会は主に同学部1年生を対象に、時事問題を法的視点から見るリーガルマインドを身につけることを目的に開催。神垣教授は「昨今の時事問題の中では、刑事法を学ぶ学生にはうってつけのケーススタディ」と日産自動車元会長による有価証券報告書の虚偽記載事件の捜査・起訴までの流れを時系列で解説しました。
このほか、神垣教授は「ニュース、報道に丁寧に向き合うことが大切です。記事を読んで、何が、なぜ起きたか、事実は何か、それに対するペナルティーは何かを考えることによって法的視点が養われます」と述べ、日頃から時事問題に関心を持つことの重要性を訴えました。