その他
海外派遣プログラム合同事前授業(SDGsを学ぶ)を実施しました
この春に国際交流センターが実施する海外派遣プログラムの合同事前授業を12月14日(土)に寝屋川キャンパスで実施し、20人が参加しました。今春は、台湾中国語研修、フィリピン語学研修、リーダーシップがテーマのサイパン研修、そして韓国長期交換留学の派遣を予定しています。
午前中は自己紹介のアイスブレイクの後、国際交流センター鳥居祐介センター長による「海外派遣プログラムで問われる成果」というテーマのもと、学生たちは、海外派遣前の事前準備の方法や異文化間能力について理解を深めました。
午後は、2030SDGs公認ファシリテーターの薬学部大塚正人教授による「2030SDGsゲーム」ワークショップを開催しました。
SDGsとは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された2016年から2030年までの国際目標で、国際社会が協力して達成すべき17個のゴールで構成されています。
SDGsを初めて知る学生もいましたが、まずは、さまざまな価値観や違う目標を持つ人がいる世界で、どうやってSDGsを達成できるのかを体感するカードゲーム「2030SDGsゲーム」を通して、学生は自分たちのプロジェクト(行動)によって、世界が変わっていくことを実感することができました。
カードゲームの後は、SDGsを切り口に、2030年までに自分が成し遂げたいことを考え、同じ思いを持った学生とプロジェクトを考えるワークを実施しました。学生が考えたプロジェクトは、フードロスを減らすプロジェクト、健康を促進するプロジェクト、差別を解消するプロジェクト、海の環境を守るプロジェクト等、多岐にわたり、学生たちが目指す社会について活発な議論ができました。
事前授業での振り返りでは、学生から「SDGsの精神である『誰一人取り残さない』が示すように、自分の目標だけを達成すると満足だという思いもあるが、困っている人が身近にいると何かできないかと考える。SDGsはそういう思いの人を増やすことを大切していると感じた」「自分の国の状況だけでなく、世界の国の状況も考えることが大切だと学んだ」などの気づきが報告されました。
今回の事前授業で得た学びや気づきを、現地での学びにつなげ、より良いプログラムとなることを期待しています。