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経済経営学研究科主催「研究セミナー」を開催しました
大学院経済経営学研究科は12月13日、本学の協定校IULM大(イタリア)からVincenzo Russo教授を講師に迎え、「消費者行動、食マーケティングと神経ガストロノミー-意思決定分析への神経科学の貢献-」をテーマに「研究セミナー」を開催しました。講演は英語で行われ、司会を後藤和子経済学科長が務めました。セミナーには教職員のほか、2020年2月にIULM大への研修に参加する学生も出席しました。
IULM大で消費者心理と神経マーケティングを担当するRusso教授は、脳科学や神経科学を食マーケティングに応用する研究を行っています。「ニューロマーケティング」と呼ばれるこの研究は、脳科学の知見や技術を用いて消費者の無意識な感情の変化などを読み取る手法として注目を集めています。Russo教授はワインの広告やスーパーマーケットの陳列、自動車のCMなどで消費者が追いかける目線を例に挙げ行動を分析。商品の空間的配置、商品のラベルや広告デザイン等のパフォーマンスを改善し、販売促進と広告費の削減にもつながる研究であると解説しました。終了後は経済学部の岸田未来教授と討論を行うなど、Russo教授と出席者との間で活発な意見交換が行われました。