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お知らせ

若宮神社での様子 若宮神社での様子

弘安地蔵 弘安地蔵

11月23日(祝・土)に第5回の市民向け公開講座を実施しました。

今回は参加者9名が外国語学部の赤澤春彦先生とゼミ生8名とともに「古代・中世の私市を歩く~きさいちのひみつ~」をテーマに、晴天のもと私市の史跡を巡りました。

若宮神社の境内にある拝所は磐船神社の方角を向いており、これは元々産土の神を祀っていた若宮神社が、肩野物部氏の勢力拡大により磐船信仰の場に変えられていった歴史を物語っています。

また訪れる人も多くない私市惣墓地にひっそりと佇む石造地蔵には「弘安四年四月十五日立之」と刻まれており「弘安地蔵」と呼ばれています。実は大阪府下に現存するものとしては最古、府の指定文化財・重要美術品です。

他にも条里制跡など多くの史跡を訪れ、日頃風景の一部として接するのみで、その由来を尋ねてみることがなかったものの中に、様々な「歴史」を見出す、発見に満ちた時間を過ごすことができました。

参加者からは「交野市に長く住んでいるが知らない所が多く勉強になりました」などの声が寄せられました。

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