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斎藤洋明総務大臣政務官から表彰状を授与される前田定秋副学長(写真右) 斎藤洋明総務大臣政務官から表彰状を授与される前田定秋副学長(写真右)

230年以上前に始まり、一時は休止したすさみ町の伝統行事「佐本川柱松(祭り)」の復活に貢献 230年以上前に始まり、一時は休止したすさみ町の伝統行事「佐本川柱松(祭り)」の復活に貢献

由良町で実施している介護施設でのフィールドワーク 由良町で実施している介護施設でのフィールドワーク

 本学は総務省の令和元年度「ふるさとづくり大賞」団体表彰(総務大臣表彰)を受賞しました。本賞は全国各地でそれぞれのこころを寄せる「ふるさと」をより良くしようと頑張る団体、個人を表彰することにより、ふるさとづくりへの情熱や想いを高め、豊かで活力ある地域社会の構築を図ることを目的としています。

 本学は人材育成のための実践的教育や地域貢献のための活動の場を求める大学と人口減少、高齢化などの地域課題を抱える和歌山県内市町村をマッチングする同県独自の「大学のふるさと制度」を活用し、同県すさみ町では休止していた伝統行事「佐本川柱松(祭り)」の復活や高齢者の見守り活動、由良町ではフィールドワークや特産物を活用した商品の企画・PRなど地域課題の解決に向けた取り組みを展開。地域住民と連携して事業を継続させるとともに、府県をまたぐ他地域での連携を図る中で大学が交流促進のハブとなった優良モデルであると評価され、今回の受賞となりました。 

 1月24日には東京都千代田区で表彰式が行われ、会場ではポスター展示した本学のブースに企業、高校、自治体などの受賞団体が関心を寄せて集まりました。すさみ町活動にスタート時から携わってきた浅野英一外国語学部教授は、「2009年から学生たちが継続的に実施してきたすさみ町活動と、2014年からの由良町での活動が和歌山県の『大学のふるさと制度』の創設につながりました。これまで長年にわたってサポートしていただいた地域の方々、和歌山県庁・すさみ町役場・由良町役場を代表して本学が受賞することとなりました。皆様方にお伝えできる非常に喜ばしいことです」と受賞の喜びを述べました。主にすさみ町で活動を繰り広げる課外活動団体「ボランティア・スタッフズ」部長の田坪剛さん(経済学科3年)は、「和歌山県での活動にかかわったすべての方々のおかげでこのような賞をいただき、大変光栄です。今後も地域の方のニーズをくみ取り、これまでの歴史を重んじつつ時代に合った活動をしていきたいです」と感謝の気持ちとこれからの抱負を語りました。

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