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第7回地域連携型公開講座を実施しました。
1月22日(水)に第7回の市民向け公開講座を実施しました。
今回は寝屋川市立駅前図書館を会場に、理工学部生命科学科の木村明紀准教授が、「食の安全を考える~食品の化学物質汚染と健康被害~」をテーマに講義しました。
22名の受講者は、食品リスク管理の仕組みについて学びました。食品は化学物質で構成され何らかの毒性があるのですが、その毒性は曝露量で変わります。そこで曝露量計算方法や、どの程度摂取すれば化学物質による健康被害が出るのか解説を受けました。
また、天然ものは安全というイメージがありますが本当にそうなのか、じゃがいもの芽や緑の部分に含まれるソラニンの毒性を例に挙げて、無農薬野菜は必ずしも安全ではないと説明がありました。
「リスク」をゼロにすることは不可能なので、さまざまな情報に対して必要以上に不安がらずにいてくださいと約1時間の講義が終了しました。
質疑応答では、輸入される食品についての不安や、残留農薬のことなどの質問があり、参加者の方からは「専門用語もわかりやすく理解でき、不安が減りました。質問内容から色々と気付くことができました」との声が寄せられました。
今回の講座をもって、今年度の地域連携型公開講座全7回がすべて終了となりました。