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お知らせ

後藤和子教授 後藤和子教授

IULM大学との合同ゼミ IULM大学との合同ゼミ

イタリア研修 イタリア研修

学生自らがつくり上げるゼミで、

文化と経済を

グローバルかつ自由な発想で学ぶ。

◆後藤 和子教授

これからの成長分野のひとつであるクリエイティブ産業は、ゲーム、デザイン、ファッション、建築、ミュージアム、音楽、出版、工芸など多岐にわたります。私の専門は、文化経済学です。こうしたクリエイティブ産業は、文化と経済の両面を持つため、文化の視点と経済の視点の両方から見る必要があります。また、文化と経済に関する研究は応用範囲が広いのが特色です。魅力的なミュージアムは、都市を訪問する人を惹きつける観光資源になります。都市発展や地方創生においても重要な役割を担うクリエイティブ産業は、さらに知的財産権とも関係が深く、日本経済にも大きな意味を持つと思われます。

ゼミの大きな特徴は、イタリア・ミラノにあるIULM大学との交流です。例年、学生が現地に出かけて授業の受講や観光産業を視察、また、IULM大学からも学生や教授が来日して合同ゼミやセミナーを開催します。主要なテーマの一つとして文化と経済に関する研究を行っています。本年度は新型コロナウイルスの影響により、主にオンラインで実施。このためデジタルで視聴できるミュージアム等を訪問しながら、学生が解説をする「バーチャル・フィールドワーク」を行う試みや、2〜4年まで総勢60人のゼミ生が学年を超えて交流するなど、学生自らが授業計画を立て、オンラインだからこそ実現する、工夫がなされた授業は大好評でした。まさにこうした時代にこそ発揮してほしいのが、私のゼミで文化や経済を研究することで身につく創造性や企画力。学生が主体的につくり上げるゼミの学びは、卒業後、社会や企業で新しいアイデアを生み出すうえでも必ず力になるはずです。

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